住宅ローンの審査に配偶者の借金は影響するのか
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マイナス金利の影響で、住宅ローンのローン金利が軒並み下がってきています。
変動金利の金利の低さは勿論のこと、フラット35でさえ1.48%だなんてマイホームを夢見るものとしては夢のような金利の低さです。
このタイミングで住宅の購入を考える方、または現在借入しているところから借換を検討しようと考える方は多いのではないかと思います。
借金なんて無縁の方でさえ、住宅ローンの審査というものは緊張するもの。
長期に渡る多額のローンを背負うのですから、金融機関も審査にはシビアになるものだと頷けますよね。
そんな中、すずめのように家族に内緒の借金を抱える方にとっては、自分の借金が住宅ローンにどのような影響を及ぼすのか…身を削るような思いをされていることと思います。
住宅ローンの審査に配偶者の借金は影響するのか
一般的な場合、住宅ローンを借り入れる際の債務者は『夫』になる場合が多いと思います。
債務者の借入は、確実に審査に関係してきますが、配偶者(妻)の借金はどうなのでしょうか?
住宅ローン審査に影響する場合
①連帯債務者になる
共同名義などで同じ債務を連帯して負担をする者
共働き夫婦等、収入を合算して借入する場合は連帯債務者となります。
②連帯保証人になる
負債者の債務が滞った場合、その債務を保証する者
金融機関によっては保証会社に保証料金を支払うことで、連帯保証人不要の場合も多くあります。
このどちらかの場合は、配偶者も住宅ローンを負担または保証する立場にあるためローン審査の対象となり債務の状況が影響を及ぼす可能性があります。
住宅ローン審査に影響が無い場合
上記をふまえると、基本的に連帯債務者・連帯保証人にならなければ配偶者(妻)の借金は影響しない!ということになります。
審査に関わる場合は必ず現在の借入状況や過去のの返済状況を確認するために、CIC等の個人信用情報機関への照会・登録をするための承諾書に署名・捺印をすることとなっています。
金融機関も勝手に個人の信用情報を取得することが出来ませんので、このような書類が不要の場合は、審査への影響は基本的に無いと考えて良いと思います。
自分がどの立場で住宅ローンに関わっていくのか。又、関わる必要があるのかどうかをしっかりと確認する事が大切です。
しかし、住宅ローンの審査基準というものは秘密のベールに包まれているものです。
基本的に影響はないとはいえ、あまりにも多額の借金の場合は借金と同じ金融機関(保証会社)での住宅ローンは申し込まない等細心の注意を払うことも重要だと思います。
こちらの場合は要注意!!
ただ、上記に述べた事は「配偶者(妻)名義の借金」のお話です。
妻が夫名義のクレジットカードや夫の家族カード等で借入をしている場合は、「夫名義の借金」となりますので審査に影響する可能性が十分にあります。
ちなみに、、、すずめ家の場合は①のパターンです。
住宅を取得する年齢が若く旦那単独では満足の借入が出来ないかもという万が一の保険の意味合いと、お互いの給与から住宅ローン控除が受けられるというメリットから連帯債務という形をとりました。
その際のすずめの内緒の借金額は約60万円(キャッシング+リボ)でしたが、希望額を借入する事ができました。
冒頭にも書きましたがマイナス金利の影響で現在借り換えを検討されている方が多く、審査基準も厳しくなっているのでは?という声も聞こえてきます。
そして金利差は勿論ですが発生する諸費用(手数料、印紙税、登記費用、保証料等)との兼ね合いもよく考えて、慎重に動く必要がありそうですね。